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生活保護VSワーキングプア (PHP新書)
発売日:2008-01-16 |
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生活保護VSワーキングプア (PHP新書)のレビュー・感想
社会問題への関心がある方には必読の一冊
「本書は、出版会では珍しいとされる、著者による企画持ち込みという形で世に出ることになりました」とある。とにかく、書かずにはいられなかったのだろう。
筆者は、ケースワーカーとして生活保護にかかわった。その後、児童相談所に勤務。そして、生活保護家庭には、虐待、経済的困窮などの問題に直面して苦しんでいる子供達がたくさんいることを知る。子供の面倒を見たくともできないパートの掛け持ちに追われ...
正しい生活保護の知識
実際に生活保護のケースワーカーをなさっていた方の著書です。
恥ずかしながら、
私の生活保護についての知識は「悪いイメージ」のみでした。
生活保護を受けるような環境になっているのは、
結局は自分が選んだ結果じゃないか、と。
しかし序章から著者が書いているように、
個々人がどうにかできる範疇を越えてしまっていては
どうにも出来ないことが沢山あってもし...
ミクロの努力には限界がある
単に生活を扶助するだけでなく、自立を助長することが生活保護の使命であるという著者の主張は説得力がある。しかし・・・だ。いくら多くの専門家を投入し、予算を使っても、日本経済のマクロ的な低迷の下では、できることは限られるのではないだろうか。著者がしていることは徹底的にミクロの工夫であり、それでは自ずから限界があると言わざるをえない。社会全体が豊かにならなくては、福祉予算の捻出もままならない。
視野の広い著者です
著者は30台の公務員の方だそうです。
おもしろいタイトルが付けられていますが、内容は決して両者が戦うといったものでは無いです。何かとイメージの悪い生活保護の実態を、現場を経験し、今は児童福祉を担当している立場から述べた本です。
端的に内容を書くと、今の若い世代を、流動性が高く、安価な労働力として浪費すると、彼らが四十台になった頃、生活保護が激増する、と警鐘を鳴らして...
タイトルが良くない
「生活保護VSワーキングプア」という、扇情的というか、いかにも大衆ウケを狙ったタイトルが内容の良さをスポイルしていると思います。出版社の方に決められたタイトルなのでしょうね。
単純な現状分析でもなく、大衆にも既存システムにも迎合しない著者の良心と愛が込められた「作品」です。著者は、これまで特に生活保護というシステムを意に介さなかった自分自身を恥じるほどに真摯に生活保護をとおした日本経済と向...

