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円デフレ―日本が陥った政策の罠
発売日:2002-12 |
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円デフレ―日本が陥った政策の罠のレビュー・感想
コロンブスの大きな卵
敗戦後の日本経済にとっては、生産設備の再建、そのための資本の蓄積が至上命令であった。そのために政府(日銀)は早い段階から国民に貯蓄を奨励した。他方、再建の為には資源の輸入も必須であったから輸出の増強が図られ「貿易立国」が国是となった。ここでいう「貿易」とは輸出にほかならない。このような努力が実って60年代の後半からは国際収支は余剰を生むようになり、その余剰は年を追って増大した。つまり、とりあえず...
なんだかけなすためのレビューがならんでいるような
少なくとも、これまでなぜ73年以来、変動相場制が有効に機能していないかを、経済学から説明してくれた本はないわけで、その理由を日本の政治構造に求めることには妥当性があるかと思います。
不況の根源を分析
前2者のレビューとは反対に、現況の不況を説得力ある論理で説明したものとして私は高く評価します。特にR・ターガート・マーフィー氏は以前より日米の資本移動を追いかけていて、本作はその結晶といえるでしょう。しかしその処方箋にあたる後半部は、日本の官僚統治機構の解体とそれに代わるものの創出が不可欠、という壮大な話しなり、本書のテーマをはみ出しているように思います。また前書きで断りがありますが、翻訳調の...
あまりにも感情的な
一見するとそれなりにユニークで説得力に満ち、よく分析された日本経済構造論=日本権力構造論である。しかし著者達が言いたいのは結局「日本の支配者=官僚」悪者論である。一時期はやったウォルフレンの日本異質論の焼きなおし、あるいは受け売りに過ぎない。私は決して支配者層に属するものではなく、官僚たちを決して好ましく思っているものではないつもりだが、ここまで自分の国の指導層(彼らはこの言葉にこそ好ん...
トンデモ経済学の金字塔
日本の経常黒字を円に変えられず、そのまま対外投資に向けなければならないことが、国内での投資を抑制し、デフレを引き起こす原因となっているという、経済学の常識を一気に覆す画期的な著作・・・など、あるはずはない。筆者たちは、輸出代金を円転すると円高になるのでそれを避けるためにせっかくの資金は海外に流出してしまい、それが国内投資を抑制していると主張している。円は日銀以外だれにも発行できない。つまり、...

