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売文生活 (ちくま新書)
発売日:2005-03-08 |
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売文生活 (ちくま新書)のレビュー・感想
書いてなんぼ、売れてなんぼの世界。
まさに売文生活を送っている著者が、その原稿料について調べ上げたものである。
このなかでの驚きは、父の乱費によって給食費も払えなかったと壇ふみさんは自身のエッセイに書いておられたが、その父君である壇一雄が愛人の生活費まで算段できるほど稼いでいたとは知らなかった。
また、妻が芥川賞をとったから当分の間は生活ができると踏んだ吉村昭の実態を紹介しているが、昔昔の東京でも楽に家が買えて生...
持ってても買い。
二十数年前の「ロッキン・オン」で渋谷陽一の、ロック評論家(ってまだ流通している言葉なのかな?)の原稿料についての赤裸々な告白(というよりかなり愚痴めいてました)を読んで以来、下世話さに後ろめたさを感じつつも、つい読んでしまう作家の原稿料や家計について、「物価の優等生」ではあるけれど、子供を大学にやれないほど悲惨なものではないといった、肩肘を張らないスタンスで書かれた本です。「坊ちゃんの時代」の...
ライター希望者への厳しくも暖かい応援歌
原稿料について、明治時代から今日に至るまでの豊富な例を提示しながら、詳しく解説しています。
ライターを目指すなら読んでおきたい本です。
ライターになろうという覚悟が試されます。
しかし、筆だけで食っていくのは難しいという脅しだけで終わってはいません。
日垣氏はライター希望の人への厳しくも暖かいエールを送っています。
文章の端端から優しさが伝わってきてほのぼのとした気分に...
こういう本を出版する良心に
ベストセラーを出そうと思う。
当然売れなければならないのだから対象となる読者層が幅広くなければならない。
テーマは絞れば絞るほど対象とできる読者層は狭くなる。
その結果、使えない本が増える。
あたりさわりのない誰でも知っているようなことに触れただけの入門書が巷にあふれる。
そうした出版業界の悪循環に完全と挑んでくれているのがこういう本ではなかろうか。
食えない生活拒否宣言
著者はもの書きになって数年、書き続けていくしか方法がなかったその労働に見合う単価が原稿料に反映されてなかった経験がこの本の発端に感じた。
実際執筆で生活していない読者が読むと「切ない」
読者は本からその作家の思想を求めるが、金算段は儲け話以外は求めない
(貧乏も困窮すればそれはそれで、読者をひきつけるが)
でもこの本は原稿=金がかなり執拗に書かれてます。
時給を分単位で請求してる...

