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鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)
発売日:2008-06 |
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鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)のレビュー・感想
鬱の時代に生きる我々に内在する力
元々対談形式の本は好きではないのだが、両氏のファンであるので購入してみた。
うつに対する香山さんの医学的アプローチと五木さんの文学的・哲学的・宗教的アプローチが見事で最後まで面白く読みことができた。
うつの時代ー今は政治家の顔も料理も通貨も「うつ」。高度成長期(躁の時代)からうつの時代へゆっくりと降りていく時代の中で、自らを見失わず受け入れること。ヨーロッパの大国を例に...
簡単に想像できる内容かな
五木寛之氏の著書では、自らが鬱になった経験をもとにした内容の本を以前も読み、人生の意味や宗教の意義など、いろいろ考えさせられました。でも私は香山リカ氏は精神科医なのに、セレブみたいに受け狙いの本を書くのであまり好きになれません。本当の精神科医は実際に病院で患者を診たり、研究したり、論文を書いていたら、こんなことをやってる暇はないはずなんですが。今回も五木氏が香山氏と対談して、話だけ併せているよ...
日本社会の様相が感じられました。
興味深い対談でした。五木氏は、社会全体が躁から鬱に移行して鬱の時代始まっていると説いています。鬱な気分とうつ病とは違うもの、鬱な気分とは本来人間に備わっている感情で、むしろやさしさ、生命力を内に秘めた状態を言っているので、ちょっと鬱ぐらいが普通ではないか、鬱を愁といった日本人が戦後失った感情という五木さんの最近の著作にみられるお考えを元に対話がなされています。香山先生は、精神科のお立場から急増...
欝や鬱的気分を肯定的に考える視点
明るく元気で面白い人がもてはやされる現代において鬱や鬱的な気分を肯定的に考える五木氏の考えは共感できる。確かに気分が落ち込んでいるときに元気な人と居るとかえって辛いものである。ただ著者たちの対談を読んでいると奇麗事も多く、例えば自殺しようとしている人に病気で苦しんでいる人や必死に資金繰りをしている人の事を考えろと言うのは無理ではないか。また悩みを抱えて苦しんでいる人に他人に対する想像力を求めた...
「うつは治さねばならない」と考えることへの問題提起
もともと五木寛之氏は「マイナス思考」を提唱している。
世の中がすべて「プラス志向でいけ」という時代、そんなに焦る必要があるのか、
あるいは少し気が沈み込んでも、それを「悪」ととらえて急いで元気になる必要があるのか――
というわけである。
ところが、今の日本は、少し気分が落ち込むと「それはうつだよ」とか言われる。
うつが認知されたのはいいことなのかもしれないが、

