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日本の伝統 (知恵の森文庫)
発売日:2005-05-10 |
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日本の伝統 (知恵の森文庫)のレビュー・感想
借景式庭園の魅力とは?
「今日の芸術」に続く岡本太郎著第二弾「日本の伝統」。本書のほぼ半分が「中世の庭―矛盾の技術」について語られており、大いに興味を持って読み進めることができた。
一貫して、形式としてではなく創造としての伝統について主張し、縄文土器、光琳の魅力について触れつつ、本題では中世の庭の魅力を語りつくす。
まずは縄文土器の原始のたくましさ、ゆたかさを「四次元との対話」と称し、光琳...
今も生きてる岡本太郎
今読んでも、何度読んでも新鮮な本。
岡本太郎は、「今を生きている」というか、
「今も生きている」と思っちゃう!
感じるままに生きていきたい!!
ニュートラルな自分でありたい!!
今こそ読まれるべき
怒りの書だ。従来の「日本の伝統」についての観念をたたき壊そうと真っ正面から果敢に挑む。
古くて美しいものが無条件に珍重される現状を嘆き、伝統とは現代の自分を作るものでないと意味がないという信念がこの本を書かせている。
そして昭和30年に書かれたというのに色褪せていない。
前半の縄文土器論の鮮やかさに比べ、後半の庭論は少々読み進めにくい。
それは読者が題材となっている庭...
「伝統の存続」か「精神の存続」か。
伝統を徹底的に見返す―。それがこの著書「日本の伝統」の目的であると岡本太郎は言う。
古いものをカサにきて現実を侮辱する事を、岡本太郎は非伝統的であり、人間として卑怯なのだという。
そういう気分に対する憤りが、岡本太郎にはあった。
岡本太郎は、法隆寺の失火による壁画焼失のことについて、「法隆寺は焼けてけっこう」だと言う。そして岡本太郎は、「自分が法...

