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「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
発売日:1983-01 |
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「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))のレビュー・感想
遅れてしまった出会い
イダヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』(山本書店)は、1970年の大ベストセラーだった。しかし、わたしは読んでない。手にも取らなかった。なぜなら、私は「反ベストセラー主義者」だからだ。
ベンダサンはユダヤ人で、ユダヤ人の立場から日本人を論じた本がこれだった。ところが、何年かしてベンダサンは実在の人物ではないらしい、どうもこの書を訳した「山本七平こそがベンダサンではないのか」、「...
「空気」読め!
この本に出会えたことは嬉しい。日本人として、社会人として。
「空気」はどこにでもあり、いつでも作られ、その呪いを解くことは難しい。
この状況じゃ仕方がない、そんなこと言ってもしょうがない、
そういう言葉は蔓延していて、それと戦うことなど「無駄」に等しい、
自分もある年齢からそう思っていました。
なによりも、自分の心の中に「空気」が生まれ、それに支配されていること...
日本人を呪縛する最高法規「空気」に科学的・論理的光を当てる良作
他の山本七平氏の著作同様、読んでいて日本人の一員である自分自身を覆う壁を一枚一枚、冷撤な論理によって剥がされつつ、反論の余地なくその正体を暴かれていくような複雑な気持ちになった。
日本人論の大家と言われる氏の著作からは、常に何らかの貴重な知恵を与えられる。
読んで得こそあれ損はないだろう。
特に日本の各界のトップや経営者、中間管理職にとって自分自身の思考・行動を決定...
■日本人による日本人論の最高傑作!
・”空気”それは、絶対権力のように驚くべき力で、あらゆる論理や主張を超えて人々を拘束するものである。
・その日本人が支配される”空気”のメカニズムについて分析されています。 結構古い本なのですが今読んでも全く古さを感じさせず、本質をえぐっていると感じました。この一冊で山本七平さんの深さをまざまざと見せつけられました。他の著書も読まなければと思っています。
・本書の中では”太平洋戦争”や”公害...
個人感情の集積により「空気」が形成され絶対化する
それに対抗する、方策を日本人は近代で失ってきた。
著者のこの視点は、極めて独創的で名著として長く残るのも当然である。
ただ、「日本では真実を口にすると嫌われる」あるいは「殺される」ため、著者も当時は言及できなかったことがある。
戦艦大和特攻は、レイテ海戦で突入成功寸前に日本艦隊が反転撤退をしたタメである。
温存した最後の主力をかきあつめ、武蔵をはじめその半数近くを米軍...

