アキラプラザA館
このサイトはAmazon.co.jpと連動しているショッピングサイトです。
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)
発売日:2002-04 |
|
関連商品
新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)のレビュー・感想
二項対立的に考えるのは誤り
マキャベリズムというと、
冷酷、残虐というイメージがあるが、
それは表層部分のみをすくった解釈であることは
本書を読めば一目瞭然である。
特に、下々の国民に支持されることの重要性を説いたりと、
意外にも平穏無事な、
行き着く先は立憲君主制なのか?といったような
いわゆる普通の会社の姿が目に浮かんできます。
しかしそれでも
本書の根底にあ...
後出しじゃんけんの方法論
ルネッサンス期の分裂イタリアで政治家のスタンスはこうあるべきという、ある意味理想論
でもある。但し、マキアヴェリは「後出しじゃんけん」をおおっぴらに推奨した為に、今で
も誤解を受けている人物でもある。マキアヴェリ自身は「後出しじゃんけん」は、あくまで
も非常の手段であると述べているが、それを理解しないとマキアヴェリ自身も冷たい人物と
解釈される恐れがある。君主論は戦時非常事...
カトリック教会に禁書として扱われた叡智に触れて見ませんか?
「世の大多数の人間は、財産や名誉さえ奪われなければ、けっこう満足して暮らしてゆくものである」「総じて人間は、手にとって触れるよりも、目で見たことだけで判断してしまう」「人間はもって生まれた性質に傾いて、そこから離れられない」。
約500年前に書かれながら、カトリック教会の怒りを買い、一時禁書として扱われ、19世紀にようやくまともに読まれるようになってきた歴史的な名著である。無理もない。「...
多角的視点の妙
13〜14世紀のイタリアを状況をもとに君主とはかくあるべしを示した書物です。かといって君主は人民に慈悲深くあるべしとか厳しくあるべし、などといった抽象的な君主像を示したものではなく、君主はこう振舞うべきである、それは何故か、状況が違えばいかに振舞うべきか、それは何故か、滅びた君主たちは何故滅びたのか、などなどをその時代までの実例、アレクサンドロス大王やチェーザレ・ボルジア等を取り上げて検証し...
日本の戦国時代と同時代のイタリア人の思考を垣間見る
どうしても、本の価値そのものよりも、これを書いたマキャベリの思考の土台となっているイタリアのこの時代の思考と日本の戦国時代の人々の思考形態と比較し類似性を感じてしまう。
といっても戦国時代についても詳しくないのだが、、、
記述、表現が、実際的で非抽象的、ねらいが明確、なにがいいたいかわかりやすい。
イタリアのこの時代の文化歴史に興味あるものにとって、また、比較文化に興味あ...

