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沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)
発売日:1996-06 |
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沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)のレビュー・感想
三島、川端も絶賛した沖縄旅行記の大作
岡本太郎にとっての「沖縄」のイメージが、実際の旅を通じて変遷し、確信に変わっていく様子が、易しく、素直な文章で、率直に表現されていて、沖縄に興味のある人もない人も自信を持ってお勧めする本です。
島津・琉球王国による二重の植民地的支配と重税・疫病・津波・台風・戦争によって、常に厳しく痛めつけ続けられた沖縄の人々が、諦観しつつも投げやりにならずに明るく助け合って過ごしてきた結果、形成さ...
沖縄に行く人も行かないひとも、読むべし。
大方の日本人にとって、沖縄は単に海がきれいで果物がおいしい南国の島か。それとも、日本の負の歴史を背負い占領に苦しむ、かわいそうな島なのか。
岡本太郎は、前者の無責任で能天気なだけの沖縄に対する意識ではなく、また後者のような同情を持ってでもなく、沖縄の本質を見抜き、そこに逞しく生きる人々の姿を生き生きと描いている。
沖縄について多面的に考えるには最高の書であり、沖縄を通し...
沖縄を考える
丸山真男の「歴史意識の『基層』」という論文がある。
その基層の部分に溢れているのが沖縄だ。
平たくいえば、縄文時代の「原始日本」のものが溢れているのである。
北海道もそうなのだが、アイヌ民族の文化がほぼ途絶えてしまった今、原始日本を探るには沖縄にいくのが一番の方法だ。
岡本太郎の好奇心、行動力、観察力によって、その沖縄の姿がありありと伝わってくる。
買いです。
なにかの本で横尾忠則氏が岡本太郎のことを、認めたこっちの見識が疑われるほど美術界から徹底して嫌われていた、あれほど世間から認知されているにもかかわらず美術界から無視されていた人も珍しいと述べていました。確かに美術全集なんかに岡本太郎が収められていることは皆無で、以前それを不思議に思ったこともあります。ただ、大宅壮一の「売れないポスターみたいだ」の発言の通り、絵についてはキャラクター抜きには鑑賞...
何もないことの感動
ご存じ!『芸術は、爆発だーーー!!』のおっさん。
その人が書いた文章です。
オリジナルは絶版となり、文庫で再刊されたもの。
復帰前の沖縄の旅行記です。
芸術家とは、こんなにも感性が鋭く、そして表現が豊かなものかと
感心させられてしまいます。
短いセンテンスで本質をつく鮮やかさは現在でも色あせない。
いや、沖縄ブームのこの時代だからこそ、 <...

