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獣の奏者 II 王獣編
発売日:2006-11-21 |
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獣の奏者 II 王獣編のレビュー・感想
すごい
守り人シリーズも大好きですが
獣の奏者も負けず劣らずのすばらしさでした。
一生のうち、こんなすばらしい作品に出会える確率は
そう多くないと思います。
図書館や書店で、児童書として分類されてしまうのが残念でなりません。
もっともっと、たくさんの大人に読んでもらいたいです。
ラストが意外に賛否両論みたいですが
私はとても幸せな気持ちで読了しました。
な...
ラストが!
読み出したら止められなくなる本。もし次の日に持ち越す場合は、
朝目が覚めた時に、今日も続きが読めるとわくわくさせてくれる本でした。ラストまでは。
あの状態であのラストでは、作者に何か急用でも出来たのかと思ってしまいます。
それでも充分面白いのですが...。
まとまるところにまとまった
上巻ではあまりに動きがなかったのですが、下巻で物語が動き始め、とたんにおもしろくなりました。
昔おこったことを物語のためとはいえ、最後のほうまで隠すというのはいただけないのですが、しかたないのでしょうね。
最後はまとまるところにうまくまとった感じです。ちょっと混沌としすぎて、枚数が足りなかった気もしますが。
心の動き・色彩・触感・匂い・・・
ずっと気になりながらも、上橋さんの作品はこれが初めてでした。
まず、主人公のエリンの心の動きがさすがによく描かれているなあと!
この王獣編のクライマックスでは、
娘エリンを守り、闘蛇に命を捧げた母に対するエリンのおもいが、
甘い慕情ではなく、ひとりの人間としての凛とした意志が感じられたところが良かった。
エリンの緑の瞳、王獣・リランの姿形、戦いの際の血の匂...
厳しさの中の希望
上橋さんの作品に描かれる世界は非常に過酷で残酷です。本作品もその例に漏れず、
その世界にはどんな困難もたちどころに解決してくれる魔法使いも、困った時に現れて、
都合よく手を差し伸べてくれるヒーローも存在しません。エリンは、時には孤独に、
時には仲間と共に、苦悩し、挫折しながらも「現実」に立ち向かいます。
それは、作り物のファンタジーの「現実」でありながら、我々の現実の姿と...

