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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
発売日:1996-01 |
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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)のレビュー・感想
カラクリが強引か?
本作は、劇団のオーディションに合格した7人の若者が、
さらなる挑戦として、演出家の指示に従って、
ある山荘で起こる連続殺人事件を3泊4日の間で自由に演じる、
しかし、実際に殺される役の若者が1人ずつ姿を見せなくなり、
それらしい凶器や血痕なども見つかる中で、
残された者たちの間で疑心暗鬼が膨らんでいきます。
これは劇中劇なのか、それとも本当の連続殺人事件なのか。
...
・・・なんというか。
少し古い話だからかもしれないけど、まず文章自体が引き込まれないです。
作者が東野氏でなければ、5ページ位でドロップしてました。
読んでいくにつれ、一応引き込まれていくのですが、なにせ登場人物の容姿も性格もよくわからず、想像力が使えない・・・。由梨江さんも「相当な美女」としか出てこないし。
あと、途中で人称が変わるのは面白いんですが、久我さんしか語ってくれないのは、彼が探偵役になる...
ミステリー好きの方にはおすすめ
東野圭吾はこんなオーソドックスなミステリーも書くんだと言うことを知った1冊でした。
7人の役者が演出家の指示で集まった山荘で殺人劇を繰り広げる。「犯人役」「殺され役」、互いに誰がそれを演じているかは不明のまま、メンバーが消えていく。これは本当に芝居なのか?
ラストを知りたい一心で、あっという間に読み終えてしまう本です。まあ、深いメッセージなどは全くありませんので、気軽に読む本と...
誰の目線で見ているのか
本作品の大きな特徴は二つあります。
まず第一に、誰の目線で物語が進んで行くのかがわからないことです。途中、「久我和幸の独白」という久我和幸の目線で物語が進んでいく部分もあるのですが、大部分は大局的な目線で進んでいきます。それ故に読者は舞台の観客のような見方ができます。
第二の特徴として読者は二つのことを同時に考えなければいけないことです。「この殺人劇は芝居なのか現実なのか」、「...
男女7名が雪の山荘に閉じこめられた設定で何がおきるのか
オーディションに合格した男女7名が雪の山荘に閉じこめられたという設定で舞台稽古が始まるということだ。これもある意味において、クローズドサークルということがいえるだろう。だが、一人ひとりと現実に仲間が消えていくに連れて、彼らの中で何かの疑念が生まれる。これは、本当に芝居なのか?この中で、実際に誰が彼らを殺したのか?このトリックは?
本書の構成は、客観的に書かれている本文と久我和幸の独白...

