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エベレストに死す―天才クライマー加藤保男 (講談社文庫)
発売日:1987-09 |
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エベレストに死す―天才クライマー加藤保男 (講談社文庫)のレビュー・感想
自殺に等しい
感動的な実話である。取材も綿密だし、構成もしっかりしている。
だが山男でもない私には、このような高山に挑戦する山男たちの神経は最後まで理解できなかった。厳冬期のエベレストを目指すなど、ほとんど「自殺」というしかないではないか。体力や技術がいくらあったところで、マイナス何十度という世界で平然としていられるわけではないし、風速何十メートルの風が来て悠々と立っていることなどできるわけもない。
登りつづけた男
1984年の単行本の文庫化。
著者はルポもののライター。冒険や登山を扱った著作が多く、『サハラに死す』や『マッキンリーに死す』などがある。関係者への綿密なインタビューと精力的な資料収集により、質の高い作品を送り出している。
本書は、エベレストに3回の登頂を果たし、3回目の下山中に遭難した加藤保男を取り上げたもの。エベレストは極限の世界である。低温と強風と低酸素。ほんのちょっとしたミ...

