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吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)
発売日:2002-09 |
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吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)のレビュー・感想
松蔭はなぜ、尊王を唱えたのだろうか
幕末から明治の日本人が何を考えていたか知りたくて漁っている中で手にとった一冊。吉田松陰の遺書である。
解題、本文と現代語訳、松蔭の史伝、という3部構成になっている。
留魂録と題された遺書自体は5000字というから原稿用紙にして14,5枚。志半ばで死を強いられる29歳の青年が処刑前日に書いたものだから、もちろん強く心打たれるものはある。
ただ、それ以上でもそれ以下でもない。
死を迎える時の自分は?と考えさせられます
松陰の遺言とも言えるこの留魂録の中で、特に印象に残っているのは、
『十歳にして死ぬ者には、その十歳の中におのずから四季がある。
二十歳には、おのずから二十歳の四季が、
三十歳には、おのずから三十歳の四季が、
五十、百歳にもおのずからの四季がある。』という言葉です。
『私は三十歳で生を終わろうとしている。いまだ一つも成し遂げたものはない』が、
『(それ...
題名通りにこれこそ”魂の書”
すごい人である。本当にすごい人である。なぜか。1)当初捕縛された際の罪状だけでは死罪にはならなかった。しかし、幕府を覚醒させるべくこれまでの所行をすべて告白する。結果、死罪を被る、2)その際、自分の刑死が、後進の者ものを目覚めさせ、しいてはこの日本を新生させることにつながるとしたその心意気と達観、さらに本書にあるように、3)このように澄み切った、しかも潔さで死に臨んだ。いずれも、われわれには真...
感服した。
齢満29歳にしてこの意志ありとは、感服の一語に尽きる。
人としてどう生きるべきか、またどうあるべきか。
何某か感じるものがあるかと思います。
「人生」に於いて必読の一冊です。

