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秦漢帝国―中国古代帝国の興亡 (講談社学術文庫)
発売日:1997-03 |
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秦漢帝国―中国古代帝国の興亡 (講談社学術文庫)のレビュー・感想
重厚でしかも分かりやすい良書
始皇帝、楚漢の戦い、漢の武帝、王昭君---。日本でも人気の高い秦・前後漢の時代だが、その400年を通観して詳しく解説した本は実はさほど多くない。そんな中、本書は各方面からの評価が高いようで、あちこちで引用されているのを目にする。内容は重厚だがよくまとまっており、通読すればこの時代(後漢半ば頃まで)のあらましが自然に理解できる。正史のほか、いわゆる「居延漢簡」など20世紀に発見された史料も豊富に示されて...
本格志向の概説書
秦の始皇帝による中国統一から後漢の中期頃までを射程とする中国史の概説書で、著者は「東アジア世界」論の提唱者として名高い東洋史家の西嶋教授です。秦漢帝国の政治的・社会的・国際関係的なインプリケーションを見事に解き明かす、本格志向の出来栄えとなっています。内容的には、皇帝制度の出現・安定の意義や儒教勢力の伸張過程などが大きく取り扱われているほか、やはり中国と外民族との関係には特に重きが置か...

