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茶の本―英文収録 (講談社学術文庫)

発売日:1994-08
ランキング:21813位
ジャンル:Books

Book茶の本―英文収録 (講談社学術文庫)

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Star5タイトルに惑わされてはいけない
Star5改めて知る日本の精神文化
Star4儒教を知るには道教を知り、道教を知るには儒教を知らなくてはならないというのにもまた考

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茶の本―英文収録 (講談社学術文庫)のレビュー・感想

タイトルに惑わされてはいけないStar5

「茶の本」というタイトルは、とくに若者にとって魅力的なものではない。かく言う私も高校時代に今は亡き教師から熱弁をふるわれたが、このタイトルではどうもピンと来なかったという記憶がある。
本書『茶の本』は、茶の本ではない。欧米人に日本文化を理解させるためには、まず彼らの気を惹かねばならない、そのためにとられた戦略からこのタイトルとなったと思われる。これは決して茶の本ではないのである。
本...

改めて知る日本の精神文化Star5

仏教・儒教・道教が混交し、さらに日本独自の文化的環境により完成された茶道の解説を通じ、西洋文化と対比させた、日本の、そして、東洋の文化のあり方を解説した本。

いわずと知れた有名な本でありながら、自分を含め、若い世代にはあまり読まれていない本書。もともとは日本文化をよく知らない外国人向けにかかれた本書ですが、私たち現代の日本人が読んでも多くの発見があります。

茶の湯自体、...

儒教を知るには道教を知り、道教を知るには儒教を知らなくてはならないというのにもまた考Star4

 岡倉天心が1906年に英文で発表した本の翻訳。西洋に”茶”を紹介する本だから、”茶”のことを知らない私の入門書として良いかと思って読んだ。
 天心自身の思想と、茶の話が渾然としていて、天心も茶も知らない私としては区分けして捉えることはできなかった。それでも、固形茶、抹茶、煎茶という茶の三段階の発展やそれに対応する茶器の話、何者かを言わずにおくことで、見るものがその思想を完成する機会を与えられる...

東洋文化の精神Star5

他人の家にお邪魔すると何気なく出される一杯の茶。本書はこの茶に東洋文化の精神を見出している。筆者はインド、欧米を旅して東洋の優秀性を見出した岡倉天心。この本が茶というものを学ぶ際に、適切な書物なのかどうか私自身判断できる能力を全くといっていいほど持っていない。しかし、本書を読むと文化史的、歴史的な視点で茶を捉えた場合には、西洋と東洋における一つの結び目となっていた事実に気づかされる。本書の表現...

最も優れた訳Star5

日本語の茶の本は何種類かあるが、桶谷訳が最も美しく、著者の思想の魅力を余すところなく伝えることができている。
桶谷氏の文章力もさることながら、訳者積年のテーマである明治期の日本主義・アジア主義の問題の中心に本書が位置付けられることも理由としてあげられるだろう。
茶の本を読むのであれば、まず本版からをお薦めしたい。

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