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影の現象学 (講談社学術文庫)
発売日:1987-12 |
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影の現象学 (講談社学術文庫)のレビュー・感想
無数の扉が見つかる本
自我の抑圧された半面としての影についての考察をしています。
ユング心理学を知らなくても大変面白い本でしたし、事例が多く載っていて、
考察が深く読みやすいので、心理学を研究されている方には勉強になる良い
本だと思います。
影といっても、良い部分、例えば親切さを抑圧していた場合は、白い影として
出てくるという話が興味深かったです。ある生きられなかった半面として出てく...
どんな読者に勧めたらよいか不明です。
ユング派精神分析家である河合氏は「影との「つき合い」は危険に満ちているが、その意義も深い(P.4)」と述べます。「影の病い」として二重人格を挙げているほか、「集団の影を背負うことを余儀なくされた人は、(中略)予言者、詩人、神経症、精神病、犯罪者になるか、あるいは一挙に影の反逆に成功して独裁者となるか、なんらかの異常性を強いられる(P.53)」と指摘から推し量るに、本書での「影」は個人・集団内で認めら...
3年ほど前か
夜一人で読んでいて、怖くなって身動きが取れなくなってしまったことがある。「心当たり」がある人間には、生易しい本ではない。また、そういう経験があるので、「隣人の悪」という言葉まで突きつけられて、すまし顔で本書を読んでられる人というのを、私は疑う。
同著者の作品はしばしば読んでいたが、これを読んでからは殆ど読まなくなってしまった。知りたかった事を見つけたからか、これ以上知るのが怖い...
影という元型をとおして、自己を省みる
ユング心理学で扱われる元型のうち「影」に焦点を絞った書物です。現象学と銘打ってはいるが、難解な文章とは無縁です。一読してよく分からない内容もあるが、分からないままにそれを持ちこたえて読みすすめていくと理解が深まるようになっています。著者のユング心理学入門を以前読んでいて、その文章に好感が持てたので、もっと関連の本を読んでみたいと思い、この「影の現象学」に出逢いました。
東西の神話や民話、...
副読本としてのユング
著者本人のカウンセリングのエピソードを交えて書かれており、非常に親しみやすく、読みやすい。 ユング心理学を勉強している方はぜひ一緒に読んで欲しい一冊である。ユング心理学にまつわるエピソード、神話、昔話、釈迦の思想にまで及んでおり、情報満載である。
副読本としてぜひお勧めである。
深層心理、自己を見つめなおす、昨夜見た夢、など日々の生活とのつながりが深く、さまざまなことを深く考えるきっか...

