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比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)
発売日:1976-06 |
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比較文化論の試み (講談社学術文庫 48)のレビュー・感想
薄くて、濃い本
かなり薄い本である。
いろいろと考えさせられることが書いてあるが、セム系は何もかも言語にするが、日本は自然のままをよしとし、系統立てて、それを説明することをしないというのを読んで、根本的に日本文化が違うということを思わせられた。
その際、一つ思ったのは、新渡戸稲造の『武士道』である。新渡戸は、これを英語で書き、日本人の道徳規範を支えているものが武士道であることを外国...
日本人は14歳くらいにはなったのだろうか。
日本人は自分たちの伝統や考えを再把握し、相手の理解できる言葉で説明することができない。これは、日本人の物事の捉え方が独りよがりであったり、情緒的な善玉悪玉の決め付けなったりする性向に出ていると、著者は言う。「裸で付き合えば分かり合える」というのは日本人同士でしか通用しない、という強力なメッセージだ。30年前に書かれた本であるが、スポーツ紙や夕刊紙の見出しを見ていると日本人はあまり変わっていない...
「日本人」を客観視
日本人が古来あまり考えずに済んできた経緯が解り易く書いてあると思います。タイトル通り、他の諸文化と物の捉え方等を比較することで日本人の問題を浮き彫りにしているのですが、
個人的には、それらを日常の中で漠然と感じても、日本人の抱える問題なのだという認識に至らないものばかりでした。
改めて日本を考える際のいい糸口になりそうです。
ただ端的すぎて若干物足りなく感じられたので星は4つにしました...
深い、でも読みやすい
昭和49年に行われた講義を本にしたもの。分かり易く読みやすい。日本人はひとりよがりで、同情心がない。だから戦争に負けた、物質に負けたわけでなく、精神の問題だ・・という衝撃的なメッセージから始まる。日本の文化の依って来るところを、日本人は考えてこなかったために、相手に分かる言葉で日本人の感じ方を説明できない、という解釈である。
自分の考え方を、「ある時代のある文化圏のある考え方」と客観的に把...

