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傭兵の二千年史 (講談社現代新書)
発売日:2002-01 |
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傭兵の二千年史 (講談社現代新書)のレビュー・感想
傭兵が戦うのが人類の戦争史の主流
ヨーロッパ(特にドイツ圏)の傭兵の通史で非常に読み易く、分かり易い本。古代、現代やヨーロッパ圏外の傭兵についての記述は少ない。
しかし今、私たちが戦争、というと徴兵された各国の兵士が戦うもの、と言う認識が国民国家が成立した300年かそこらのもの。母国のために戦い死ぬ、ということはまったくの近現代の感情、常識であり、当たり前のことではない、ということがよく分かる本である。
それにし...
面白い話がもりだくさんで読みやすい本です。
同じ著者の「戦うハプスブルク家」は読みづらかったが、本書は心配不要。文章は読みやすいし、ヨーロッパの戦争史において軍隊の中核をなした傭兵及び軍制改革という観点からヨーロッパ史を眺めることのできるお薦めの本である。古代ギリシャ、ローマでの傭兵に触れているのは少しだけなので、実質的には「ヨーロッパの傭兵の千年史」と題すべきかもしれないが、第3章以降は歴史の裏側をのぞくような面白さ、様々なこぼれ話に...
ヨーロッパ中世の再発見
二千年史、とのタイトルですが、最初の千年(ギリシア〜ローマあたり)は数十ページでさらりと流されます(笑)。正直、そこまで読んだときは、ああちょっと購入早まったかなーと思いました。
しかし、中世に入ってからは面白いです。
騎士は主君と期間契約しているから、期間外は「傭兵騎士」として他の主君に仕えるものがいただとか、あまり知られていないことが書かれており、従来のステレオタイプ的...
傭兵で読み解くヨーロッパ史
傭兵の歴史を、ギリシャ、ローマから中世そして現代まで追うことにより、傭兵が生まれた背景や形態、そして戦術を述べる。そして、傭兵が無くなった時、国民が生まれたと説く。それは、帝国主義国家の誕生でもあったと思う。ヨーロッパの歴史が、武器と戦争からよく見えてくる。また、戦術のTTは予想以上に早いことなど面白い記述も多い。
欧州の戦争に関するイメージが変わる
欧州の戦争って結局傭兵がやっていた時期がすごく長いのねということがわかる本。その影響でバチカンの護衛はスイス人しかできないなんて変な歴史を感じる。
個々の傭兵たちの活躍しか書いてないのは新書という性格上仕方のないことでしょう。
それにしても日本ではなぜこういう傭兵が出てこなかったのだろう。
(雑賀衆や根来衆が近いかもしれないが)
土地に対する思い入れに違いなんでしょうか?

