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アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書)

発売日:2000-05
ランキング:7193位
ジャンル:Books

Bookアメリカ文学のレッスン (講談社現代新書)

定価:¥ 735
値段:¥ 735
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Star4不安社会アメリカを映し出す
Star4同じように悩む人たちがいるという安心感
Star4内容の濃い一冊

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アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書)のレビュー・感想

不安社会アメリカを映し出すStar4

とにかく、現代アメリカ文学の紹介者として、柴田元幸氏(あと村上春樹氏ももちろんですが)は欠かせない存在でしょう。
柴田氏がいなければ、アメリカ文学の日本での受容のされ方も、大きく違ったものになっていたはずです。
本書は、「破滅」「組織」「勤労」「親子」といったテーマ別に、アメリカ文学を論じています。
文学とは、社会の顕在化していない「不安」をあぶりだすことができるものだと、私は思っていま...

同じように悩む人たちがいるという安心感Star4

ヘンリー・ミラーの『北回帰線』が食べることに固執した小説だとは知らなかったし(もちろん性の求道者という側面はあるにせよ)、アメリカ文学における幽霊の正体とはしばしば自分であるという指摘もいちいちもっともだと思う。破滅は「アメリカの裏切り」がもたらすという一節にはしびれた。

 一番、感心したのは「建てる」。「自己創造の意志が外の世界に投影されるとき、アメリカ文学では『館』を建てる(あるいは買う)...

内容の濃い一冊Star4

現代アメリカ文学翻訳の第一人者である柴田元幸氏がトウェインやメルヴィル

といった古典からオースターやパワーズといった現代の作家までを取り上げながらアメリカ文学を俯瞰する。エッセイ風に書かれたものであるにもかかわらず、読後には鮮烈な印象が残る。それは柴田氏が米文学を「教養」とか「高尚な趣味」などという排他的なものではなく、現代を生きる我々にとってアクチュアルな問題を含んだものという視点を持っているか...

「生半可な学者」から「優秀なアメリカ文学者」へStar5

柴田元幸氏は「現代アメリカ文学」の翻訳家・紹介者として有名かもしれないが、ここではハーマン・メルヴィル、ヘンリー・ジェイムズ、エドガー・ポーといった「古典」作家に果敢に挑戦されている。わたしは仕事上、アメリカ文学関係の研究書を読む機会が多いのだが、これほどコンパクトでありながら中身の濃い本にはいまだかつてお目にかかったことがない。(特にウィリアム・フォークナー、ヘンリー・ミラーに関する言及には...

もっとピンポイントで書いてもよかったのでは?Star3

キーワードを示して、それに相応しい作品をいくつか挙げて分析する、 というスタイルなんだけど、歴史上のすべてのアメリカ文学を対象にしているようで、 さすがに新書では分量的に無理があって駆け足な印象でした。 ま、タイトルも「レッスン」だし、作者も後書きで、「必ずしも訳書、原書にあたる必要は無く、この本を きっかけとして楽しいことが生じてくれればいい」なんて気軽なことをおっしゃっているので、 気楽に読まさ...

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