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じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書「ジュネス」)
発売日:1996-07 |
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じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書「ジュネス」)のレビュー・感想
日常に生かせる哲学
「私はだれ?」という問いにまつわる話しです。著者は「私はだれ?」という問いには解がないとしています。
しかし読者は日常生活の中で自身の存在について考えるとき、考える道具を手にすることができます。
●相手によって自分の評価が著しく変わり不安→自分は「他者の他者」として存在している。「自己の同一性を求める必要はない」
●心を込めて話したら伝わった→相手に「顔を差し出した」結果相...
電車のなかで化粧する<思想>
名著である。哲学的な訓練を積み、なおかつ考え抜いた知性だけが能くし得る文章といえる。
一点だけ、電車内で化粧する女性についての一文は秀逸であり、考えさせられる。
それは脳の問題ではない。<他我問題>である。これを<脳の問題>とする議論こそが「問題」である。『唯脳論』や大手メーカーの研究所で高給を取るらしいチンケな脳学者の本は端から御免蒙るが、ケータイ脳やケータイ猿といった議論も非常に...
存在の不思議
「こだわりやしがみつきを手放すこと」についてあれこれ思う昨今であるが、人がとかくこだわり、そして悩みの種となっている問題に、〈わたし〉とか〈じぶん〉とかいったものがあるのではなかろうか。
これほど自明に見えて、これほど突き詰めていけばいくほど曖昧模糊として掴み所のないものは、他にそうないだろう。その困難を前にして、「自分はしょせん自分でしかない」といった類の思考停止を超えたところに...
結局「よく分からない」ってことか?
哲学書だと思って読んだのが間違いだった。
論理の緻密さなんてあったもんじゃない。
話が飛ぶわ飛ぶわ、ぐるぐる回るわ・・・
でも、なぜか「読めてしまう」この不思議さ。
ぐるぐる回って、
着いたところは、
「スタート地点」。
普通なら怒りるところだが、
妙に納得してしまいました。
なにか答えを得ようと思っているひとには、...

