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モンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代 (講談社現代新書)

発売日:1996-06
ランキング:95459位
ジャンル:Books

Bookモンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代 (講談社現代新書)

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Star5近代を開いたモンゴルの遺産
Star4モンゴル帝国に関するイメージが変わる!
Star5真の世界帝国

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モンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代 (講談社現代新書)のレビュー・感想

近代を開いたモンゴルの遺産Star5

 上巻においてモンゴル帝国はユーラシア大陸の相当な部分を軍事的に征服した。 
 下巻では、これを受けて、その世界史システム経営について明らかにし、またその後裔となる勢力がいかに後世の世界史に影響力を及ぼしていったかをみていく。
 その世界支配システムは、陸と海にまたがる壮大なネットワークにもとづくもので、軍事、経済、経済を合理的に管理した。それは後の近代的な世界システムの先駆けに他な...

モンゴル帝国に関するイメージが変わる!Star4

本書『モンゴル帝国の興亡』は、漢語やペルシア語等、多言語文献を駆使してなされた最新のモンゴル帝国研究である。従来のモンゴル帝国研究が、いかに西欧中心史観、中華史観に基づいていたかがよくわかる。高校世界史で習ったことがボロボロと崩れていくようなある意味で心地よい感触を持たされる。

下巻ではクビライによる「大元ウルス」の建設と南宋の併合から帝国の終焉までを描く。いわゆる「元寇」のモンゴ...

真の世界帝国Star5

杉山氏の名著もこれが後編。クビライが帝位に就いて以降のこの大帝国の命運がこの内容だ。
想像を絶する程巨大になり過ぎたモンゴル帝国。しかも帝位の維持に本音と建前の差異が生じ、そのいずれに極端に傾いても崩壊して仕舞う瀬戸際に立たされて仕舞った世界帝国。普通モンゴル帝国と言うとチンギス・カンばかりが言及される物だから、著者はその子孫帝王クビライにこれ程論及した、近年殆んど初めての研究家だと云う訳...

ユーラシア帝国の夢と蹉跌Star4

 苛烈な内乱を克服して頂点を極めたクビライは、対南宋戦争により、ついに中華文明をも自己の手に握るのでした。カイドゥの乱をはじめとする中央アジアの混乱や東方三王家の反乱により帝国の政治的統合は動揺をきたしますが、クビライの政治力とモンゴルの同族意識により、イェケ・モンゴル・ウルスは緩やかな統合体としてユーラシア大陸の東西を一体化させ、大陸と海洋を結びつけたヒト・モノ・カネの回流運動が実現します。 ...

汎中央ユーラシアへの試み(下)Star5

上巻がモンゴルの文明の破壊者という、悪しきイメージを打ち払う消極的なモンゴル再評価であったとすれば、それに続く本書は、そこから反転攻勢して、モンゴルが世界の歴史に与えた創造的なもの、新しく作ったものを再評価していく積極的な内容であると言えるでしょう。範囲としては、クビライ・カンの治世から、モンゴル帝国の崩壊、そしてその後を含んでいますが、主に前半のクビライ・カンの作り出したシステムの動向に目が...

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