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モンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代 (講談社現代新書)
発売日:1996-06 |
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モンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代 (講談社現代新書)のレビュー・感想
近代を開いたモンゴルの遺産
上巻においてモンゴル帝国はユーラシア大陸の相当な部分を軍事的に征服した。
下巻では、これを受けて、その世界史システム経営について明らかにし、またその後裔となる勢力がいかに後世の世界史に影響力を及ぼしていったかをみていく。
その世界支配システムは、陸と海にまたがる壮大なネットワークにもとづくもので、軍事、経済、経済を合理的に管理した。それは後の近代的な世界システムの先駆けに他な...
モンゴル帝国に関するイメージが変わる!
本書『モンゴル帝国の興亡』は、漢語やペルシア語等、多言語文献を駆使してなされた最新のモンゴル帝国研究である。従来のモンゴル帝国研究が、いかに西欧中心史観、中華史観に基づいていたかがよくわかる。高校世界史で習ったことがボロボロと崩れていくようなある意味で心地よい感触を持たされる。
下巻ではクビライによる「大元ウルス」の建設と南宋の併合から帝国の終焉までを描く。いわゆる「元寇」のモンゴ...
真の世界帝国
杉山氏の名著もこれが後編。クビライが帝位に就いて以降のこの大帝国の命運がこの内容だ。
想像を絶する程巨大になり過ぎたモンゴル帝国。しかも帝位の維持に本音と建前の差異が生じ、そのいずれに極端に傾いても崩壊して仕舞う瀬戸際に立たされて仕舞った世界帝国。普通モンゴル帝国と言うとチンギス・カンばかりが言及される物だから、著者はその子孫帝王クビライにこれ程論及した、近年殆んど初めての研究家だと云う訳...

