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モンゴル帝国の興亡〈上〉軍事拡大の時代 (講談社現代新書)
発売日:1996-05 |
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モンゴル帝国の興亡〈上〉軍事拡大の時代 (講談社現代新書)のレビュー・感想
おもしろいです。
大変面白くて為になりました。800年前にこんな大変化が世界にあったなんて。再読しようと思います。
モンゴル草原から世界史を見直す
「草原」史観で知られる著者の、渾身のモンゴル史。
これまでやや世界史の主流からはずれた印象のあるモンゴルに焦点を当てて、この歴史像を多数の言語の史料から読み解き、再構築し、ひいては世界史像の大胆な読み直しを迫るという大胆な知的試みの書。
チンギスの時代からクビライ政権の時期までをカバーする。多くの読者が、これまで学校で習ってきた歴史像と異なるのに驚き、一種の知的興奮と快感を覚え...
とても面白いモンゴル帝国史
本書『モンゴル帝国の興亡』は、漢語やペルシア語等、多言語文献を駆使してなされた最新のモンゴル帝国研究である。従来のモンゴル帝国研究が、いかに西欧中心史観、中華史観に基づいていたかがよくわかる。高校世界史で習ったことがボロボロと崩れていくようなある意味で心地よい感触を持たされる。
上巻では帝国の黎明期であるチンギスの勃興から、クビライの台頭までを描く。帝国拡大の過程が鮮明に描かれてお...
壮大な面白さ
現在のイラク戦争の情勢を直視すれば解る様に、人は暴力だけで君臨する者に対して必ず抵抗する。要するに、大帝国と云う物は、出来るならば出来るだけの社会的な要求があったと云う事なのだ。西紀十三世紀、モンゴルはその要求に応えた。だから、たかが弓矢の軍隊であれだけの大征服が出来たのだ。本書はまとまった独立の書籍としては、初めてそれを真正面から主張した書物の前編だ。
私は本書を初めて精読したとき、正直...
力と制覇の草原
長らく歴史の闇に埋もれてきたモンゴル高原ですが、12世紀の後半、チンギス・カンという一大政治家の出現により、分裂の克服と政治的統合を達成することとなりました。これは、草原の抗争によって培われてきた潜在的軍事力の組織化につながり、彼らのエネルギーは草原を東へ西へと迸っていきます。
代替わりの毎に分裂と混乱の契機を萌芽させつつも、チンギスの血はモンゴル諸王侯をゆるやかに結びつけ、イェケ・モン...

