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ハプスブルク家 (講談社現代新書)
発売日:1990-08 |
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ハプスブルク家 (講談社現代新書)のレビュー・感想
今宵、命の母をあなたに!
本書は1990年に初版が出て既にロングセラーとなっている名著であるが、私は本書を読む直前に2008年8月に出た中野京子の「名画で読み解くハプスブルク家12の物語」を読んでいた。順序的には逆であるが、私は中野の絵画を使ったこの名家の栄枯盛衰物語をとても楽しく読んだ反面、もっと詳しく知りたいと思い、本書を読むに至った次第である。
中野のものは絵画の解説を中心におくため、細かな歴史的背景は省略さ...
入門書として最適
歴史に突如現れ、実質上の「帝国」を築いたハプスブルク家の勃興、栄華、終焉までを4人の代表的人物を軸に描いている。
如何に権力を得て如何に拡大したか、ハプスブルク家の人間達の信条や特性、そして時代背景がうまく絡められて書かれており、すらすら読める。また、ある史実についての肯定的/否定的双方の歴史的解釈を載せており、なるべく中立に立った解釈を行おうとする筆者の意識が伺える。一方で、事実...
今日の東欧問題の起源であり、その解決策も示唆する、ハプスブルク家700年の支配
90年第1刷発行で、私の手元にあるのが04年発行の第34刷。これだけで本書がいかに支持されてきたかがわかる。私はハプスブルク家に関して、戦争に弱いくせに多くの民族を抑圧した王朝という偏見を持っていたが、本書でその偏見は見事に拭い去られた。凡庸な者もいたが、王者の矜持を胸に刻んだ立派な皇帝をなんと多く輩出したことか。これだけの長期間を新書版でよくコンパクトにまとめたと感心するが、作者があとがきで...
★読み易い★
ハプスブルク家の流れが分かり易く書かれており、入門書として最適。マリア・テレジアしかよく知らなかったのですが、そこに至る経緯、そこから
失脚していく経緯が頭に入りました。また、有名なシェーンブルン宮殿以外にも、
訪れるべきハプスブルク家ゆかりの地がたくさんあることを発見しました。
ハプスブルクを訪ねる旅に出たくなること、うけあいです。(多分・・・)
お子さま向け
肩すかしをくらいました。ハプスブルグ家の人々が、どのような権謀を用いて、帝国を発展させ、維持していったのかを期待したからです。「愛の力」だの、「正直者」といううだけで700年も帝国を維持するのは不可能でしょう。読者に親近感を持たせようと、ところどころ小説風に書かれた文章は、ありきたりで面白くなく、逆に読む気を失った。

