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私の紅衛兵時代―ある映画監督の青春 (講談社現代新書)
発売日:1990-06 |
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私の紅衛兵時代―ある映画監督の青春 (講談社現代新書)のレビュー・感想
理不尽で残酷な時代が詩のように描かれています。
著者は文革時代に辛酸をなめ、毛沢東死亡、文革の終焉という不幸中の幸にめぐまれ北京映画学院に入学、卒業。中国内というより国際的に高い評価を受け、今は米国に住む。文革時代は肉親を裏切ってでも力の強い集団に属していなければ生きていけない酷い世界。これなど北朝鮮で処刑するのに肉親に投石させて殺すのを思い出させる。私的な裁判、制裁、鬱憤を晴らすかのような破壊、暴行行為、これを止めるどころか煽る毛沢東、林...
私の紅衛兵時代
中国映画監督 陳凱歌の、少年時代に出くわした文化大革命についての本。
ユン・チアン『ワイルド・スワン』と同じように文革という異常な世界を経験して
人間の本来、あるべき姿が淡々と述べられている。
著者の感性が素晴らしい
淡々と書かれているが、著者の鋭い洞察は
文化大革命の混乱を
そこにいる人や風景を
小さな物語を
悲しみを
間近に感じさせてくれる。
いい本だと思う。

