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人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)
発売日:2001-10 |
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人道的介入―正義の武力行使はあるか (岩波新書)のレビュー・感想
求められる真摯な思索
およそ戦争なるものは人類のあらゆる営みの中で悪の最たるものとの考え方の下、戦後の国連体制では自衛と集団安全保障以外については、全ての戦争・武力行使は押しなべて禁止されています。
しかしながら、世の中から戦争はなくなりません。もし仮に、隣国で罪無き人々、特に女性や子供たちが、民族的属性だけを理由として殺されていくとしたら、そして、武力を行使するしかその事態を防ぐことができず、しかも自分に...
人道的介入の理解のための「形」を与えてくれる一冊
私は、人道的介入にあまり知識がなかったので、この本のおかげで少しは人道的介入の「形」についていろいろ見えたと思う。
その意味でこの本のもつ意味は大きい。
著者は、今までの人道的介入の事例を挙げ、繊細に議論を行っている。
その中で武力的介入のみならず、非武力的な市民的介入、そして当事者の「和解」を目的とした介入に焦点を当てている。
しかし、国際機構を「国々の利益が対立する場」...
確かに良書。が、しかし
他の方々が述べるように、本書は「人道的介入」という行為について事例をあげ、わかりやすく述べつつ、自己の主張をしっかりと織り交ぜている。彼は基本的に「世界政府」という意味での国連という存在を尊重しているし、国際化社会においては尊重されねばならないというスタンスをとっていると思う。本書はあくまでそのスタンスのうえでのものだ。だが、必ずしも国連礼賛というわけではない。
むしろ、国連が国連...

