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現代史を学ぶ (岩波新書 新赤版 (394))
発売日:1995-06 |
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現代史を学ぶ (岩波新書 新赤版 (394))のレビュー・感想
E・H・カーの『歴史とは何か』と併読をオススメ
筆者はソ連史を専門にし、特に農村社会の動きなどに着目している方である。
著書が書かれたのは1995年と、ソビエト崩壊による冷戦構造の崩壊に伴って、それまでのソ連史の語られ方が非難に満ち満ちている時期である。
筆者はE・H・カーに師事しており、基本的にカーの『歴史とは何か』をベースに歴史を学び、書くことはいかなるものかを述べている。
歴史とはあくまでも過去との対話であり、その対話の過程か...
現代史を学ぶ者
1991年の共産圏の崩壊は社会的、政治的に大きな衝撃を与えたのは
間違いないがとりわけロシア現代史を専門とする著者にとってはそれま
での研究を全否定されるような出来事であったに違いない。他の研究者
からの皮肉・冷笑などに対する反論が所々顔を出すのはこの厳格な書物の
中でも微笑ましい部分であるが「歴史について」考え、現代史を学ぶことの
意義を我々に教え導いてくれる、これは...
歴史学への格好の入門書
著者はロシア現代史の第一人者である。その長年にわたる研究の経験から、現代史を学ぶことの意義、方法についてE・H・カー『歴史とは何か』に沿って分りやすく解説してある。
著者の専門の関係上具体例がロシアに関する事柄に偏りがちではあるが、現代史に限らず伝統的な歴史学全般の方法論を学ぶためには必読の入門書である。
特にこれから歴史学を学ぼうとする大学1・2年生には是非一読をお薦めする。

