「掛かり付け医師」制度の盲信には賛成出来無いが、比較的公平な良書
本書は、「Moore人体発生学」の訳者でもある、産婦人科学の大家、星野一正氏(1927年生)によって書かれた、医療生命倫理の入門的通書である。その内容は、脳死、掛かりつけ医制度、インフォームト・コンセント(解諾)、リビング・ウィル、遺体の献体、臓器移植、倫理委員会、等、多岐に渡ってゐる。著者は、そうした多岐に渡る医学・医療の倫理的問題を、著者の北米での医療体験などを織り込みながら、論じて居る。...
理想すぎて、鼻白む思い
奥付の経歴を見ると、本書の類いの本を書くにはふさわしい方であるようだ。しかし個人的な私の読後感は非常に悪い。長く海外で医療活動をして、論理的な思考に慣れている著者であるはずなのに、自説を展開するときにしばしば覗き見えるものは、一方的なきめつけであり、オブラートにくるんだ独断である。とりわけ日本文化と医療にかかわる議論の提出の仕方や主張は、反対ポジションへの感情的なものをくどくどと露呈しており、...
初学者必読の書
生命の倫理に関心を持つものは、知っていなければならないトピックが網羅されている。生命倫理を語る者で、これに目を通していない者は皆無である。
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