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アメリカ黒人の歴史 (岩波新書)
発売日:1991-03 |
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アメリカ黒人の歴史 (岩波新書)のレビュー・感想
アメリカの社会革命
アメリカの黒人問題は奴隷貿易に始り、奴隷制度に拠って立った新興国アメリカの経済建設、南北戦争、そしてその間を縫って続けられてきたほとんど絶望的な奴隷自身による自己解放の歴史である。それはアメリカの社会心理の基底に居座っており今日に続く人種差別の歴史であり現実である。その意味で「アメリカ黒人の歴史」は振り返って一望できるような歴史ではなく、むしろ現実のさなかにこそ存在する課題である。それは船底に...
淡々と史実が並ぶのみにもかかわらず
タイトルどおりアメリカ黒人の歴史が,淡々と通時的に並べられる。にもかかわらず,出てくることすべてがあまりにもあまりなので,なにかしら強いものが心に届く。
アメリカ黒人史の骨格は本書で一通りわかるだろう。欲を言えば,著者ならではの観点からの切り込みがあれば,なお有意義だった。特に,最近については,数字の羅列にとどまっており,その背後をもう少し語ってもらいたかった。
が,新書というフォーマ...
悲劇と矛盾がよく分かる
かなり読みやすい本です。共和党と民主党が、奴隷制に対し、それぞれどんな立場をとっていたかがかなり詳しく書いてあります。これは、現在のアメリカ政治情勢を理解するにも参考になりますね。
また、I have a dream の演説で有名な、バスボイコットから始まる黒人革命のこともかなり詳しく書いてあります。
まあ、新書なので、詳しいと言っても、教養的に理解するのにちょうど良いというだけですが、反面、あまり時...
黒人差別
黒人の歴史はどのようにアメリカの歴史に組み込まれていったのか。独立戦争と南北戦争が奴隷だったアメリカ黒人にもたらした意味と、その後の公民権運動などで彼らがどのように自由を獲得していったのかが良く分かる本です。基本的な歴史的事実の背景が詳しく書かれています。この一冊で現在に至るまでのアメリカ黒人の歴史がより分かりやすくなると思います。

