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イスラームの日常世界 (岩波新書)
発売日:1991-01 |
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イスラームの日常世界 (岩波新書)のレビュー・感想
イスラームの日常
書名通り、イスラームの日常世界について詳しく書かれています。
イスラームの世界では、宗教がほどよい感じに日常生活に影響を及ぼしているようです。
いわゆる「イスラーム教(ちなみにイスラームという言葉自体に教えという意味が含まれているので、イスラーム教という言い方は正しくはないそうです)」についてではなく、その宗教の下で人々がどんな生活をしているのかについて知りたい人にオススメです。
具体的なイメージを持って読めました。
イスラム社会が少し身近になった気がします。それにしても、著者はなぜムスリムにならず、異教徒のままなのか不思議に思いました。もしかするとクリスチャンなのかもしれません。
いろいろな女性の描写がありましたが、その多くはイスラム圏の社会のほんの上澄みの人たちで、例外的な金持ちの娘や奥さん。だからこそ300キロも車を飛ばして医者に通ったり、何度も結婚、離婚ができるのです。「これがイスラム文...
多くの読者に新たな視点を提示するだろう
宗教至上主義や女性差別など、否定的なイメージで日本に伝えられがちなイスラムの社会や文化について、イスラム側の解釈(だと筆者が解釈したもの)が筆者の体験を踏まえて具体的に示されている。たしかに、「ブラックは美しい、という言葉通りの感じ」という表現に極まれる叙情的な記述が鼻につくところはある。しかし本書を読んで一方的にイスラムを礼賛し西洋を否定するようになる読者がいるとすれば、それはよほど単一の視...
西洋を斬り捨て、イスラムを一方的・一面的に礼賛する護教論の典型
一般的に日本のイスラム関係の著書は、イスラム世界を無条件に礼賛し、返す刀で非イスラム世界を斬ると言う類が殆どです。この本はその愚本の典型。この手の護教論者は往々にして、「異なる価値観を認め、対話と共存の道を」などとお題目のように唱えます。しかし、イスラム世界を普遍的と決め付けて、非イスラム世界のみを一方的にあげつらうやり方は「対話」ではなく、反発や亀裂を呼び起こすものでしかありません。
護教論者に共通す...
イスラーム入門案内書
未だ日本人の多くは「イスラーム」を誤解している。連日のように取り沙汰されるテロ行為は、イスラームを暴力的で粗野な存在へと看過させる。しかしそれは極一部の原理主義者が行っていることで、真の「イスラーム」の姿では決してない。本書はそんな非日常的側面からではなく、より一般的側面からアプローチしたイスラーム入門書である。イスラームの文化は日本人にも受け入れやすい一面を持つ。子どもたちにお年玉を与える...

