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名画を見る眼 (岩波新書)
発売日:1969-10 |
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名画を見る眼 (岩波新書)のレビュー・感想
美術の講義を受けられる貴重な本
取り上げられている画家の数は15人、
どの画家も教科書に載っている有名な人ばかりである。
しかし、これだけの解説を聞いたことはないだろう。
たとえば、ボッティチェリの「春」。
大変有名な作品だが、これまではルネサンス美術にありがちな
ヴィーナスのような女性が並んでいるという印象しかなかった。
しかし、この作品はしっかりとした主題を持っており、
描かれているそれ...
名画の所以
本書では名画の見どころとその解釈を助ける知識とが平易にしかも的確に理解できるように書かれている。例えばルネサンスの大家でありながら故意に遠近法を避け、九人の登場人物を平面に羅列したボッティチェッリの春。それぞれの人物が持つ意味合いや、ゼフュロスに抱かれたクロリスがその隣のフローラと同一人物であることなどが説明されていく。彼が描きたかったのは現世的な臨場感ではなく、まさに絵画の世界だったのだ。ま...
西洋絵画を知るための2冊目として最適な本。
ヨーロッパ絵画に興味を持ち通史を読んだ後に、はじめて個々の作品を掘り下げて解説した本を読む人にとって最適な一冊。
扱われている作品は書名のとおり名画が多いが、ダ・ヴィンチがモナリザではなく聖アンナと聖母子、レンブラントが夜警ではなくフローラが取り上げられているところなどは著者のセンスが感じられ好感がもてる。本書が出版されてから約40年が経つが内容にまったく古さを感じさせないところが...
参考になります。
教科書に出てくる画家たちが、どのような流れでそれぞれの絵画を描き出したのか。
画家たちが生きた時代背景と、先代から引き継がれた技術・技法・思想がどのように絡み合い、変化していったのかが解かり易く解説してある。
難点は、紹介されている作品がカラーでないこと。
初級者にはあり難い1冊です。
判り易くて勉強になる
革命的肖像画は、レンブラントではなくて、ファン・アイクが元祖だと理解出来た。
デューラーの手先の器用さが理解出来た。
ベラスケスは、絶対色感を持っていた天才だったと理解出来た。
筆触が凄いのだ。
印象派の色彩分割に相当する凄いタッチで描かれているのだ。
印象派の絵画は拡大すると、形態が消え、単なる色の点の集りになるものがあるが、
ベラスケスの絵も実は、薄いかすれた...

