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歴史とは何か (岩波新書)
発売日:1962-03 |
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歴史とは何か (岩波新書)のレビュー・感想
「いまを生きる」ための戦略的技術としての歴史研究・歴史学習
E.H.カーの著作で、日本でとても有名な著作。自分も高校生の時に買って、何度も挑戦してはわかりにくくて放棄し、また読んでの繰り返しだった1冊。
今改めて読み返してみると、歴史の持つ個人的効用、社会的効用がわかり始めたような気がする。「歴史は現在と過去の対話である」という言葉がここではとても印象的に使われているが、じゃあなぜそんな対話をする必要性があるのか。
今の社会で広範に流布して...
「主観」という言葉のひびきが悪いものであるかのような誤解をとく
大学では西洋史を専攻した私。史学科の課題図書の筆頭はこのE.H.カー『歴史とは何か』だった。そしてカーの決めゼリフは「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。」(p. 40)
でもこれだけでは、カーの真意は伝わらないように思うので、私の言葉でカーの代弁をしてみたいと思う。
一般的には、歴史的な事実というと、考古学や日本史の遺...
歴史家の本分は何か
歴史哲学の古典的名著。
歴史事実、歴史叙述、法則、進歩などなど、歴史哲学の重要な問題が簡潔にまとめられている。
歴史哲学の最初の一冊にも薦められる本であろう。
以下概要
歴史は客観的に与えられたものではない。
なぜなら、歴史家は無数にある過去の事実の中から、何個かの事実を選び出して叙述するものだから。
また、おのおのの事実同士をどのような関係で結びつ...
歴史研究者志望者と歴史教育者は必読書
本書は「歴史学」は如何なるものかについての論考である。
歴史学研究の基礎となる名著は本書以外にもあるが、
本書は多角的な視点で史実や研究方法及び史料批判の方法、
そして思想・哲学分野も含まれており、
歴史研究者を目指す者や教職課程で歴史学を学ぶ学生は、
必読の書と言えるであろう。

