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生物から見た世界 (岩波文庫)
発売日:2005-06 |
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生物から見た世界 (岩波文庫)のレビュー・感想
井の中の蛙が見る世界
我々が見ている景色は犬、ハエ、カタツムリにも同じように見えているのか。我々は単純にそう思いこんでいるが、実はそうではない。カタツムリには家の屋根も、看板も、車も見えていない。ただ平面的な大まかな形の輪郭が見えるだけである。人が見ているシャンデリアとハエが見ているシャンデリアは形が違う。コクマルガラスはキリギリスが動いたときだけしか、それが見えない。またある種の闘魚が映画を見ると静止した絵が次々...
古臭いが面白い
1933年の出版ということもあって、エーテルの考え方等が背景にあり、結構古臭いと思われるが、内容的にはなかなか面白い。
いろいろな生物から見た世界と我々人間社会から見た世界が、どのように異なるか。
イヌとか猫の目線では、この世が、この世間がどのように見えるのかということは、ペットを買う我々人間としては従来から興味のあったことだ。
この目線を哺乳動物以外の下等動物まで押し...
生物理性批判
誰しもが一度ならず耳にしたことがあるであろう童謡「手のひらを太陽に」。
太陽の下、「おけらだって、みみずだって、あめんぼだって」、そしてヒトだって、みんな
みんな同じ世界を共に生き、そして同時に各々が全く別の世界を見出す。
全く別の世界、つまり各々の生物に固有の知覚と作用に基づいて構築される、各々の生物の
「環世界Umwelt」の多様性を開示すること、そしてすべての生...
自然の中にある生物の環世界という混沌
一つの事に対して、多面的に見るように、
と言われて実際どういう事か、説明するなら。
この本を読んでみればいい。
昆虫と機械との違いから、感覚からえる情報、状態による反応の違い。
そして、多面的に客体を見る。人間の興味からも一つの物事から受ける反応は、
人様々。地球は混沌としている。
その中を人間がばっこし、環境をいいように改良していくことが、果たしていいこと...
クリサートくん
いや、もう蛇足ですが、
共著者の、クリサートくんの図版のキモタノシイ感がすばらしい。
五月女ケイ子か吉田戦車か、って感じ。
いや、ユクスキュルさんもとうぜんおもしろいですが。
遠洋性クラゲの絵を見せると多くの子供は爆笑するか泣き出します。

