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日本の弓術 (岩波文庫)
発売日:1982-10 |
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日本の弓術 (岩波文庫)のレビュー・感想
外国人の羨望
レビューをみて、弓道と禅自体について書かれている本かと思ったのですが、予想とは少し違った(軽い?)内容でした。日本人の精神の根底に流れてきた仏教観や悟り=無の境地を、著者がたまたま始めた弓を通じて、いかに体感し驚愕したか、その素晴らしさを母国や諸外国にどう説明しようか、という下りではじまり、そこに結ぶ内容です。今でも外国の方が日本に対して憧れを抱くイメージ、それがここに書かれている事か...
達人の貴重なドキュメント
スポーツや芸術、武道など、さまざまな道は禅に通じるという解釈は、鈴木大拙の「禅と日本文化」にきめ細かく記されている。
この本では、オイゲン・ヘリゲルという一人の西洋人が日本の弓道の達人に弓の極意を学ぶドキュメントとして、「諸芸は禅に通ず」ということを読者に教えてくれる。
「的を狙わずに射当てることができる」
「あなたは的を狙わずに自分自身を狙いなさい。するとあなたはあな...
矢を射る緊張感
特に描写が綿密で事細かいという訳ではない。
しかし、その矢を射る一瞬の緊張感に鳥肌が立ちました。
とても豊かで充実した時間を過ごす事のできる一冊です。
欧州人を無我の境地に導いた日本の弓術
一心不乱の猛稽古の果てに無我の境地あり。無我の境地に至りて人は無意識に人為を超越する神技を発現す。悟る悟りは悟りに非ず、悟らで悟るが悟りなり。
弓術に限らず、武芸全般、文筆、音楽、芸術、料理など、仏教とは直接的に関係のない活動が禅の修業に成り得ること、人は誰でも身近に神仏を感じ得ることを教えてくれる名著がこの日本の弓術です。

