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社会契約論 (岩波文庫)
発売日:1954-01 |
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社会契約論 (岩波文庫)のレビュー・感想
「みんしゅしゅぎって、なぁに?」と子供に問われたら。どうする!? おとうさん、おかあさん!!
「民主主義=多数決」。多分、皆さん小学校でそう先生に言われましたよね。「多数決は民主主義の原則です!!」、とか言って。「じゃあ、人を殺してもいい法律とか人をイジメてもいい法律とか作ってもいいのかよ」って、思いませんでした?
実は歴史上、民主主義がそんな酷い法律の制定におおいに拘わったことがあるんですよね。言わずもがな、ヒットラーのナチ党の話です。
子供の素朴な疑問から、近代史...
空想と笑い飛ばすのもいいけれど……
「生まれつき自由で、そして鉄鎖に繋がれた」ものとしての人間存在が、よりまともな
「鉄鎖」へと自らを引き渡すことを志向した書。本人が言及したのかどうかはさておくに
しても、「自然へ還れ」との命題が決して果たされぬ彼岸であることを誰よりもよく知る
ジャン‐ジャックが、契約をキーとして、耐えうる絆としての社会制度の構築を試みる。
他のレビューが触れているように、幸か不幸か...
欲望は人を堕落させるが、生きるためには欠かせない要素でもある
あらゆるものを欠いているように見える時に
人間は一番みじめなのではない
不幸は、ものを持たないことにあるのではなく
それを感じさせる欲望のうちにある。
人間の弱さはどこから生じるのか。
その力と欲望との間に見られる不平等から生じる。
私たちを弱いものにするのは
私たちの情念である。それを満足させるには
自然が私たちに与えている以上の力が必要となる。...
テキストのはらむ永続性
この本は、1765年に書かれ、それから250年近く経った今もなお世界中の人々に読み続けられています。その理由は、ルソーの思想が良かれ悪しかれ普遍性を獲得したからであり、今もなお『社会契約論』の新しい解釈を求めて多くの論文や関連本が出版されています。
本の内容に入りたいと思いますが、この本の主題は、第一編第一章「この本の主題」の冒頭の文句が見事に言い表していると思います。即ち「人間は自由なもの...
冷静に。
本書で一般意思の無謬性を説いたことをもって、ルソーこそ全体主義の源流だと評する人もいる。しかし、ルソーは一般意思は公共の利害に関ることにしか及ばないと明言しており、人間の生活領域をパブリックなものとプライベートなものに分割し、国家の介入を前者に限定するというリベラリズムの基本理念は本書でも保たれている。
また、本書で民主政は神々には適しても人間には適さないと説いたことをもって、ルソ...

