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自省録 (岩波文庫)
発売日:2007-02 |
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自省録 (岩波文庫)のレビュー・感想
超一流の人間から死生観をまっすぐと喉元に突きつけられる
ローマ帝国の五賢帝のうちのひとりが書いた、呟きのような言葉を集めたものである。もともと世に出すことを想定していなかったこともあって解読が怪しい部分もあるが、その多くは読む者の胸に突き刺さり、魂をなぎ倒す。そして、生命力を奮い立たせる。格調高い神谷美恵子の訳文が光っていることも特筆すべきだ。生まれつき人の道を知らない愚鈍な男にとって、必須の書物である。男はその命が尽き果てるまで勉強なのである。
自分の魂との対話録。
マルクス・アウーレリウスは、ローマの皇帝で、ストア哲学者でもありました。本書は彼の自省の記録です。
ストア哲学はその中心に道徳について倫理学があり、それに従属するものとして、事物の認識の道具としての論理学、宇宙における自らの立場を理解するための援ける物理学がありました。ストア哲学によると、人間は肉体と霊魂と叡智(指導理性)から成っていて、この理性は宇宙を支配する理性の一部であり、人...
自省録 (ワイド版岩波文庫 (77)) を読んで
正直よくわからないものがほとんどでした。しかしなぜか読んでいる
と心が落ち着いてきました。こんな経験は本を読んでいて初めてでし
た。この本と出合うことができて本当によかったと思っています。
自分が気に入った箇所をいくつか抜粋してみました。購入を考えてい
る方の参考になれば幸いです。
第4章3『人は田舎や海岸や山にひきこもる場所を求める。君もまたそ
東洋的な、あまりに東洋的な
ローマ皇帝のマルクスアウレリウスが書いた「自省録」だから、どんな事を書いているのであろうかと興味本位でのぞいてみたら、意外や意外にも東洋の古典を読んでいるかのような箴言が随所にちりばめられていて驚いた。
皇帝の独白が、こんなにも我々が心に抱く懊悩に似通っているとは。そして、仏教的とでも呼べるような諦念と悟りでもって、自戒の言を述べていようとは。
私はストア主義なる思想が...
哲人皇帝に励まされました
(馬鹿な話なのですが)古代ローマといえばほとんど酒池肉林のようなイメージを持っていたのですが、第一章でマルクス・アウレリウスが挙げている数々の哲学者、政治家、仁徳者などの名前を見ると、やはりあれだけの大帝国繁栄の裏にはこれらの素晴らしい叡智があったのだなあーと、思わされました。
二世紀のストア派哲学の徒なのですが、われわれ日本人にはすんなり入っていけます。 むしろ時折垣間見られる仏...

