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「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)
発売日:1979-01 |
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「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)のレビュー・感想
一見、堅そうですが、断じて「楽しい魅力あふれる最高レベルの本」です!
名著とは、こういう本のことを言うのであると思います。
「粋でイナセ」とは昔からよく聞く、気持ちの良い大人の人間という意味の言葉だったとなんとなく思っていました。実際、だいたいその通りだと思います。
しかしこの「いき」について、ここまで徹底的に正確に、徹底的に分析した著者はすごいとしか言いようがありません。
私はこういう説得力のある文章には、めったに出会えないと思いました。
...
抽象的知的作業の教科書。
「粋」とはいったい何であるか、というのを、ロジカルに究明しています。 その内容がどんなものなのか、というより、物事の考察の進め方において、非常に勉強になる本だと思いました。
1.まず本質を抜き取る
「粋だねえ」、というときに思い浮かぶのは、たとえばお祭りでの威勢のいい声だったり、凛とした正座姿だったり、地味な表地に派手な裏地だったりといろいろとがあります。 しかし...
寅さんを連想!
本書を斜め読みして、「男はつらいよ」の寅さんを連想した。
マドンナにすぐ恋をして、江戸っ子のかっこよさにこだわり、すぐに恋をあきらめてしまう。媚態と意気と諦めの「いき」そのものといっていいかも。茶色の背広(縦縞ではないが)と青色のダボシャツも「いき」な色だ。
日本人の心に「いき」への憧れは根付いていることにあらためて気づいた。
気迫を感じる
「いき」のキーワードは「媚態」「意気地」「諦め」の3つ。
異性に対しての「媚態」を基調とし、
武士道の理想主義の表れである「意気地」、
仏教の非現実性としての「諦め」を内包したものが、
「いき」という概念であり、日本人特有の意識現象である。
著者の「いき」に対する考察力に気迫すら感じたこの本。
「いき」の要素を六面体にして表したところなど、
発想の仕方がすご...
脱帽。
面白いです。最初のページを読み出した瞬間から九鬼氏の言葉が驚くほどするすると脳に入っていく、こういう快感を最後に味わったのはいつだろうか?うーんちょっと興味は有るけど、なんかむずかしそー。と思ってるそこの貴方。これは本当に名作です。是非、是非、読んでください。

