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アイヌ神謡集 (岩波文庫)
発売日:1978-08-16 |
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アイヌ神謡集 (岩波文庫)のレビュー・感想
経済・文化が曲がり角にいる現代に贈られたアイヌ神謡
「銀のしずく降る降るまわりに(Shirokanipe ranran pishkan)」というリフレインが印象的な冒頭の神謡をはじめ13編を、ローマ字によるアイヌ語と日本語を対訳にして収めています。
序において、著者は、アイヌがかつて自然のすべてと溶け合って日々を送っていた楽しく幸福な時代を想い、それらが失われつつある現代(大正時代)を憂えます。幸恵は、その楽しくも幸せな時代の謡を、後世に伝え、和人にも知らそう...
アイヌの伝承
アイヌの伝承を知る貴重な資料である。
ローマ字の音表記と日本語訳がついている。
金田一京助の後書きと、著者の実弟の解説がついている。
この2つを読むと、本文の価値を再確認することができる。
美しい日本語に出会える本
北海道旅行の前に予備知識として読んだ本でした。
北海道は観光地としてとても魅力あふれる土地だけれど、序に寄せられている知里幸惠さんのかわりゆく北の大地を思うと、もう当時の北海道を偲ぶことは難しいことを痛感させられます。海も山もアイヌの人たちが行き交っていた頃のそれとは随分変わってしまったことでしょう。
けれども彼女は滅びゆくアイヌの文化、伝承を惜しむ心の強さから文字通り心血を注いで神...
アイヌ民族の蒸留の一滴
ユーカラとは、アイヌ民族の口承文芸。
アイヌ民族にとっては道徳の教科書でもあり、神々の元を表す聖典でもあり、
その精神文化を知る上で大きなヒントを与えてくれる。
この本は、ユーカラの中から「カムイユカラ」と分類される
(知里真志保氏の分類による)ものの中から、特に13話を選んで本に編んだもの。
フクロウやキツネの自然神の一人称叙述体で、彼らの体験を語るというのが...
とこしえの宝玉
第一印象が、不思議な本だ…。
というものです。
日本語の文庫本なのに左綴じ
表紙はシンプルに文字とアイヌの刺繍柄がちいさくあしらわれているだけ。
タイトルは「アイヌ神謡集」
開くと、右ページにローマ字でアイヌの言葉どおりに神謡が
左に平易で美しい日本語でその訳が掲載されているのです。
私は実際は、アイヌの言葉は全く分からないので、日本語訳の部分だけ読みました。
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