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人形の家 (岩波少年文庫)
発売日:2000-10 |
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人形の家 (岩波少年文庫)のレビュー・感想
あまりに思い出と重なって・・・
イプセンの作品ではない。家族として幸せに暮らしていた4体の人形たちの運命を描くことで、善悪や正邪、真実とは何か、幸福とは何か、といったことを子どもたちに暗示するような童話である。10月12日の朝日新聞書評欄に宮部みゆきの文章が掲載され、初めてこの作品を知った。訳者は「ナルニア国ものがたり」と同じであるが、残念ながらずいぶん古めかしい訳であり、今の子どもには理解が難しいかもしれないと思う。
けっこう深いわ
この物語で一番印象的な登場人物?は「ことりさん」。
過去にも未来にも縛られずに今一瞬一瞬に生きている姿は、
まるで悟りを開いた禅僧のよう。
そして悲しくも美しい「ことりさん」の最後は、
「友のために命を捨てるほど大きな愛は無い」と説いた、
イエス・キリストの教えそのまんま。
完成された「人間」というのは、一見愚者に思える、
この「ことりさん」のような人形ではあ...
小さい人にもそれ以外の人にも、女性にもそれ以外の人にも
全ての人におすすめします。 まず人形たちが紹介される前半。こまやかで上品な、やさしい語りは、私のくたびれた、あせった気持ちを和らげてくれました。なんで女の子は、ままごととか、人形遊びとか、家庭を再現する遊びをするのでしょうか。あのころの、夢のなかのおうちに対する気持ちがうっすら戻ってくるみたい。小さい人なら、もっと抵抗なく自然に、この世界を自分のものにするでしょう。
きれいで高価だけれ...
あまりに人間的な人形たち
イプセン作の同名小説のほうがはるかに有名だが、私にはこの小説のほうが面白い。
持ち主の子どもたちに左右される面はあるものの、
登場する人形たちは感情をもち、
血のつながりはないけれど「家族」を形成する。
しかし外見は美しいが性格の悪い人形が入り込み・・・
「だめ」っていう人と、「いいわよ」っていう人と
どっちが好き?というそそのかしにはぞっとするし、
ある人形の哀しい運命には涙が落...
ハードカバーで欲しい本
小学校の図書館で、私は何回もかりた本が2冊ありました。そのうちの1冊がこの「人形の家」です。主人公に当たるトチーという名の気の人形の視点からのお話ですが、外国にはこんなに高級な素晴らしいドールハウスがあるのだと、憧れました。挿絵もぴったりとくる精密で繊細なもの、しかも暖かいタッチです。
自分の持ち物、おもちゃを大切にする気持ち。今の子供達にはあるのでしょうか。確かに、外国の工場で大量生産さ...

