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新版 歴史のための弁明 -歴史家の仕事ー
発売日:2004-02-22 |
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新版 歴史のための弁明 -歴史家の仕事ーのレビュー・感想
埋もれてしまった偉大な歴史家
戦後の日本歴史界は、マルクス主義・反マルクス主義の不毛な争いを続けてきたように思われる。歴史を学ぼうとするならば、ブロックの次の言葉を充分に心得ておくべきであろう。
「(理解するという言葉は)とりわけ、友情を担った単語である。行動に関してまで、われわれはあまりに判断を下しすぎる。「殺せ」と叫ぶのは容易である。われわれは決して十分に理解しない。われわれとは違う人−外国人・政敵−は、ほ...
歴史学の基本文献
序文にある「パパ、だから歴史が何の役に立つのか説明してよ」という
子供の問いは、歴史は役に立ってない(ように見える)という非難でもあります。
この本は、歴史研究に含まれる多種多様な困難を取り上げ、そのために
歴史研究は一筋縄ではいかないのだ、という「弁明」を行っています。
もちろん、それで終わりではなく、様々な困難を認識した上で、
どのように歴史研究を行っ...
「歴史」と「歴史学」について考えるための古典
「歴史」や「歴史学」について語られるときには、E.H.カーの『歴史とは何か』とともにしばしば言及される古典です。基礎的素養として読んでおくことが必要だと思います。訳文については、それなりにがんばっていると思います。たしかにところどころ読みづらい箇所もありますが、それは原文の構造上やむをえないでしょうし、意味不明というわけではありません。(ただし、ほかの翻訳書同様、若干の忍耐と集中力を要し...
翻訳家としての仕事を放棄した訳文
学生が授業中に訳したような文体です。私は日本語のひどさにイラついて
内容がほとんど頭に入りませんでした。
下に一例を挙げておきます。
「疑いなくいびつであるが、機械に従属した知性をもつ何人もの人に自然なものと映る類推によって、現在の人類の大問題を理解してそれの解決を試みるには、それらの前件を分析しておいても何ら役立たないとも人は考えるだろう」

